第73回行動美術展 会友推挙 宙の記憶1803 [アート]
宙の記憶1803 194㎝×162㎝
第73回行動美術展の巡回展が10月16日~21日まで大阪市立天王寺美術館にて開催されている。今年は会友に推挙された。テーマ「宙の記憶」について、俳誌「藍生」2018年5月号のエッセイ「ひとり暮らし」から一部を紹介します。
ここ数年は「宙の記憶」なるテーマの作品を行動美術展に出品している。両親、夫、妹はいずれも六十代であっけなく宙に還ってしまった。突然の訣れに何一つ手を差し伸べられなかった四人へのレクイエムと信じ描いている。
春は大阪市立美術館に130号2点、秋は東京の国立新美術館に130号3点を出品する。大作出品当初は、やみくもに描き続け作品の良し悪しが客観視できず、困ったこともあったが、近頃はキャンバスが語りかけてくれるようになった。
「今日はこの辺で絵筆を置いて」とか、「赤いところはもう少し丁寧に描いて」などアドバイスしてくれる。
これからは、聴こえてくる声に素直に従い、描き勧めていけば良いのだと悟った。
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